1975年4月にサイゴンが陥落し、15年に渡るベトナム戦争に終止符が打たれた。
私が子供の頃にベトナムについて知っていたのは、地雷があるからむやみやたらに歩くのは危険な国のイメージ。
ベトナム人の妻と出会い、国際結婚した今、私はベトナムのことを改めて知ろうと思い、『ベトナム戦争 ~兵士が見た泥沼化の真実~』を視聴したのだ。
ベトナム戦争に参加したアメリカ軍兵士の証言を交えて、リアルにベトナム戦争が映し出されていた。
アメリカが南ベトナムを支援する形で参加し、アメリカが参加したからにはすぐにベトナム戦争が終結すると考えたそうだ。
しかし、予想とは裏腹にベトナム戦争は長引き、ベトナムにしてもアメリカにしても多くの犠牲者がでた。
アメリカ国民たちもベトナム戦争に反対する国民が増え始めた。
ベトナム戦争に関して報道規制がなかったのもあり、マスコミがありのままのベトナム戦争を報道。
私は過去にこのような戦争がベトナムで起きたこと。
改めて考えさせられる内容だった。
『グッドモーニング, ベトナム 』ではベトナムにて、アメリカ軍兵士が、ひとりのベトナム人女性に恋をするのだけれど、デートに誘うとベトナム人女性の家族までもがぞろぞろついてくるシーンが描かれていた。
私はそのシーンを観た時、何とも言えない微笑ましさを感じた記憶がある。
私も妻とベトナムでデートした時、妻の家族がぞろぞろついてきたら面白いな。
そしたら真っ先にブログ記事にしようなどと妄想した(笑)
日本にしても戦争に負けて、何もないところから日本はいちから作り出し、高度成長期を迎え、経済大国となった。
日本は豊かな国に見えるかもしれないけれど、それでも現在の日本の中には貧富の差があって、生活に喘いでいる日本人たちがいる世の中となった。
少子高齢化となり、日本は若い人よりも老人が多い国。
75歳以上の高齢者は年間90万円ぐらいの医療費がかかるらしい。
それを若い世代の人たちが負担しないといけない。
今後、日本はどうなるのだろうか。
ふと『ベトナム戦争 ~兵士が見た泥沼化の真実~』を視聴しながら考え込んでしまった。
妻が私に言っていたことがある。
「私たちがおばぁさん、おじいさんになったらベトナムで暮らそう」
私は現在の日本の現状を踏まえ、高齢者になった時、ベトナムでロングステイし、スローライフを送るのも悪くはないかなと思った。
私のおじいちゃんは日本の海軍で、乗っていた戦艦が爆破され、海に飛び込んで逃げて生きのびた。
おじいちゃんが逃げて生きのびたからこそ、今の私が存在している。
私が高齢者になった時、さらに日本は少子高齢化が進んでいることでしょう。
老老介護も問題になっている。
子供が将来、親を介護すること。
将来、私が自分の親に対して向き合わないといけない介護問題もある。
ベトナムで日本語教師をされていた女性がベトナムで介護をする内容の映画もあった。
その時、日本は果たして住みよい国なのだろうか。
悲観的に考えるのは良くないかもしれないけれど、楽観的にも思いたくない。
おじいさんになってベトナムで最期を迎えるのも悪くはないかもしれない。
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